藤波辰爾が１１日、警視庁高輪警察署の一日署長として、品川駅で「駅構内における粗暴事犯防止対策キャンペーン」に出席した。訓練にも参加し、プロレス流の腕固めで粗暴犯役をコントロールして警察官の舌を巻いた。藤波は「リングとは違った緊張感があった」と汗だくながら「ドラゴンスクリューも時と場合によってはいいのかな？」と、舌は滑らかだった。

　若くして脚光を浴びた経験から、藤浪に対して「目指すところは最大限に自分を伸ばすこと。見られることで自分の技術を磨いたり、自分自身が大きくなる余裕を持って欲しいね。ファンの視線はものすごく大きい。その選手を２倍にも３倍にもしてくれる」と、スーパースターならではのアドバイスを送った。

　千葉県在住という縁もあり、千葉ロッテの「マリーンズ大使」でもある藤波。ドラフトで藤浪が競合した際、抽選でロッテが阪神に敗れたことに「ちょっとショックだった。ロッテに来てくれたら、僕もいろんな場に出て行くこともありそうだったのに…」と苦笑い