メイウェザー騒動で思い出した タイソンのK-1&PRIDE参戦騒動
紆余曲折の末に、RIZINに参戦することになったらしいメイウェザー。でも前にもこんな話聞いたような…そうだ!タイソンだ!というワケで03年に勃発したタイソン騒動を振り返る(敬称略)
公開日:2018.11.19
結局やることになったらしいが…
ボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー・ジュニア(41)=米国=が総合格闘技「RIZIN」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)でのキックボクサー・那須川天心(20)戦を中止すると宣言していた問題で、RIZINの榊原信行実行委員長(54)が16日、自身のツイッターで両者が対戦することを明言した。
RIZIN・榊原氏が明言「メイウェザーは那須川と対戦します」
んー、前にもこんなことあったような…そうだタイソンだ!
【マイク・タイソンとは】1986年11月、史上最年少(20歳5か月)で世界ヘビー級王者(WBC)となる。翌87年にはWBA、IBF王座も獲得して3団体統一王者に。ヘビー級としては小柄ながら桁外れのパンチ力に加え、並外れたフットワークとスピード、急所を正確に打ち抜く高度なオフェンス技術と鉄壁のディフェンス技術を武器に次々に大男たちをキャンバスに沈めた。
03年8月15日(米現地時間)K―1ラスベガス大会でサップに噛み付く(※あくまでも比喩的表現です)
夢ではなかった。リングサイドで観戦するタイソンにサップが詰め寄り、ロープを上下に揺らして挑発。ボクシング元統一世界ヘビー級王者がK―1会場に現れただけでもビッグニュースだったが、なんとタイソンは不適な笑みを浮かべながら禁断のリングに石井和義正道会館前館長とともに足を踏み入れた。
この瞬間、世界のVIPはK―1戦士に変身した。タイソンは「ビッグボーイ!ずうたいがでかいだけの坊やよ。オレにショーツを貸してくれ。今すぐこのリングで戦ってやる」と即答し、会場の興奮は最高潮に。サップは「歯をへし折ってやる」と応酬。元王者が「契約書にサインしろ」と迫るや、野獣は「オレの血でサインしてやる」とつかみかかり、両陣営が入り乱れて引き離した。【03年8月17日付の紙面より】
03年8月22日(米現地時間) トントン拍子に「K―1所属契約」完了(あくまでマネジメントのみ)
ボクシング元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン(37)が“K―1所属選手”になったことが24日、明らかになった。この日帰国したK―1の海外渉外担当者は、タイソンが米国ロサンゼルスで22日(日本時間23日)「格闘技の試合やテレビ番組出演などのマネージメント権をK―1が取得する」と
した内容の契約書にサインしたと、現地での証拠写真と現物を示して明言。今年12月31日のK―1デビュー実現に大きく前進した。【03年8月25日付の紙面より】
犯歴がネックで来日は困難だったが…
「タイソンは92年の婦女暴行罪で禁固6年の判決を受け、3年間服役。日本の入国難民法は「国内外で1年以上の懲役や禁固刑を受けた者の入国を認めない」としており、米国など海外の試合は可能でも来日は困難。法相による特別許可の可能性もあるが、法務省は「申請を受けてから判断する」と静観している」と当時のデイリー紙面でも指摘していたが、タイソンフィーバーはさらに過熱することになる。