バイエルンV!ロッベン「真のチーム」

 「欧州CL・決勝、Bミュンヘン2-1ドルトムント」(25日、ロンドン)

 史上初となるドイツ勢同士の決勝がロンドンのウェンブリー競技場で行われ、前回準優勝のバイエルン・ミュンヘンがドルトムントを2‐1で下し、12シーズンぶり5度目の優勝を決めた。ドルトムントは16季ぶり2度目の制覇を逃した。Bミュンヘンは欧州代表として12月にモロッコで開催されるクラブW杯に出場する。大会を通じ、準決勝で敗退したレアル・マドリード(スペイン)のFWクリスティアノ・ロナウドが12点で2度目の得点王となった。

 2年分の思いが一気に爆発した。Bミュンヘンの選手たちは、表彰台でトロフィーを天に突き上げた。前回準優勝の悔しさを晴らす念願の頂点。ハインケス監督は「全員が信じられないほど一体になってプレーしてくれた。勝てて本当に幸せ」と喜んだ。

 激しいプレスを仕掛けるドルトムントに対し、前半を無失点でしのいだ。後半15分、左でリベリ、ロッベンとつなぎ、折り返しをマンジュキッチが決めて均衡を破った。PKを献上して追い付かれたが、サイド攻撃を軸にゴールを脅かし続けた。そして44分、再びリベリからロッベンにパスが通る。背番号10はGKの動きをよく見て左足で蹴り込み、歓喜の疾走を見せた。

 昨季は本拠地で開催された決勝で、PK戦の末に涙をのんだ。今季は攻撃陣も献身的に守備に走り、チームに隙がなかった。ロッベンは「誰かのために走り、守る。僕たちこそ真のチームだ」と胸を張った。

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