バルセロナ会長“移籍金操作”を否定
サッカーのブラジル代表FWネイマールの移籍金が、実際は公表額より高いものだったとされる件ついて、バルセロナのサンドロ・ロセイ会長が、金額操作の事実はないと断言した。記者会見の席で疑惑を否定したもので、21日のスペイン紙スポルトなどが報じている。
ロセイ会長は「裁判官に(クラブ会員から出ている)訴訟を受け入れ、私に喚問するよう求めたい」と主張。続けて「バルサでは、すべての面で透明性は1000%。もっとも選手サイドからの要求で、公開していない部分もある。だから裁判手続きを経ての発表であれば問題ない」と説明した。
バルセロナは当初、ネイマールの獲得に5700万ユーロを支払ったと公式発表。しかし、最近になって実際には9500万ユーロ(約134億5000万円)を費やしたされる報道があり、差額の3800万ユーロ(約53億8000万円)が不透明な金額として浮上している。
一連の報道を受け、ネイマールの前所属、サントス(ブラジル)のオディリオ・ロドリゲス会長は「もしバルサがネイマールに対しより多くの金額を払ったのなら私たちは相当する金額を要求する」と話している。