筑波大付属小、担任がいじめ放置 被害訴えの6年男児、不登校に
筑波大付属小(東京都文京区)で2023年度、6年生の男子児童がアンケートを通じていじめ被害を訴えたのに、担任が管理職に報告せず放置していたことが17日、同校への取材で分かった。児童は不登校になり、内部進学を断念した。佐々木昭弘校長は、第三者委員会で調査中だと説明し「児童に申し訳ない。組織的な対応が十分でなかった」と話している。
同校によると、児童は23年6月、学校生活に関するアンケートで友人とのトラブルを記した。同12月のいじめに関するアンケートでも被害を訴える項目に印を付けたが、担任はいずれの結果も、校長ら管理職と情報共有しなかった。