職場結婚で雇い止め、処分を撤回 宮崎産業経営大、訴訟で和解
宮崎産業経営大で助教を務めていた30代女性と元教授の40代男性が、職場結婚を理由に女性の雇い止めを通告されたのは不当などとして、大学を運営する学校法人と学長に地位確認などを求めた訴訟は21日、大学側が処分を撤回することで、宮崎地裁で和解が成立した。
原告の代理人弁護士によると、大学側は今月末での女性の雇い止めのほか、男性に対する降格をはじめとした全ての処分を撤回した。和解条項では、教職員に対し良好な就労環境を整え、健全な大学運営に努めることを約束した。
女性は「とにかくほっとしている。来月以降も教壇に立てるのはうれしい」と話している。