北海道、タンチョウ確認数が最多 1900羽超える、分布域も拡大

 北海道は19日、国の特別天然記念物タンチョウを道内で1927羽確認し、1952年度の調査開始以来最多となったと発表した。主要越冬地の積雪量が少なく、姿を見つけやすかったことが主な理由とみられるが、数年ぶりに目撃されたエリアもあり、分布域の拡大傾向が確認された。

 調査は1月22日、道内47市町村の給餌場など計343カ所で実施した。内訳は成鳥1694羽、幼鳥162羽、判別不明が33羽だった。このほか飼育中の個体が38羽だった。

 これまでは2021年度の1525羽が最多だった。1952年度の初回調査では33羽にとどまり、絶滅が危惧されてきた。

科学最新ニュース

もっとみる

主要ニュース

ランキング

話題の写真ランキング

リアルタイムランキング

注目トピックス