ついに戻ってきた!見よ、不屈の男、阪神・西岡剛の姿を

2016年7月にアキレス腱を断裂、選手生命さえ危ぶまれた阪神・西岡剛。一度どん底に落ちながらも心折れず、再びグラウンドに戻ってきました。その努力の日々を振り返ります!

公開日:2017.6.29

 20日の巨人戦(甲子園)で左アキレス腱を断裂した阪神・西岡剛内野手(31)が21日、大阪府内の病院で再検査を受け、同部の完全断裂が判明した。プロ野球の第一線で完全復帰を目指すとなれば、前例を見ても手術は不可欠。プレー再開まで1年近くを要した症例もあるため、野球生命の危機に面したとも言える。メンタル面を含め、再起へ向けた決断は西岡本人に委ねられる。

阪神・西岡、選手生命危機 左アキレス腱完全断裂判明で手術不可避

 球団のトレーナー陣は西岡の容体について一様に口をつぐんだが、球団首脳の一人は「原因がはっきりしなければ、リハビリもより慎重にならざるを得ない」と、西岡のメンタル面を懸念する。

阪神・西岡、選手生命危機 左アキレス腱完全断裂判明で手術不可避

 何かに激突、あるいは選手間で接触して腱が切れたのであれば原因は明確だが、単純に走塁中の断裂となれば、筋肉の付き方がどうだったのかなど繊細に究明し、慎重にリハビリを続けなければならない。原因が曖昧のままなら、西岡本人が来年のプレー再開までこぎつけても必ず恐怖心がつきまとい、必要以上に再発の怖さと闘わなければならない。

阪神・西岡、選手生命危機 左アキレス腱完全断裂判明で手術不可避

兵庫県芦屋市の「松本クリニック」松本浩彦院長は、問題は西岡本人のモチベーションだといいます。

2回、同点適時打を放つも、一塁付近で転倒した西岡を心配そうに見守る金本監督(左)=2016年7月20日

最近のアキレス腱の手術は昔よりもしっかり腱を縫合して、術後は早めにギプスを外してリハビリに入る方法が主流となりつつあります。これまでにも多くのプロ野球選手がアキレス腱断裂を乗り越えて完全復帰を果たしていますので、西岡選手も来シーズンには十分間に合うと言えますが、問題は西岡選手のモチベーションです。

【専門家の目】西岡アキレス腱完全断裂…ギプス固定1カ月、同期間リハビリ必要

一時は「野球人生終わった」…それでも絶対あきらめない!

果たして、この先どうなってしまうのか…ファンの間では最悪の結末も頭をよぎります。それでも西岡は、そんなファンに向かって「俺は全然大丈夫」とメッセージを送ります。

担架で運び出される阪神・西岡=2016年7月20日

 阪神の西岡剛内野手(31)が25日、自身のフェイスブックで、20日の巨人戦で負った左アキレス腱断裂についてや、手術を26日に受けることなどを報告した。負傷した瞬間の心中や、球団関係者・ファンへの感謝の思いを赤裸々につづっている。

西岡26日手術、一時は「野球人生終わった」 球団、ファンからの声で復帰決意

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