本当にやるべきだったのか…雨天極悪グラウンドでの“泥試合”
10月15日、甲子園球場でのCSファーストS・第2戦は、普通なら中止の雨天の中で行われました。選手の怪我も心配された極悪コンディションでの試合…ほんとうにやるべきだったの?
公開日:2017.10.18
選手らの怪我も心配された、極悪コンディションでの試合。普通なら中止は間違いない天候で、なぜ強行されたのか?
試合前から雨が降り続き、グラウンドには水たまりが生じる中で第2戦は行われた。試合後、杵渕和秀セ・リーグ統括が強行開催について説明した。
雨の甲子園で強行開催…杵渕セ統括「CSという試合の性質も考えて判断」
「クライマックスという試合の性質も考えまして、判断させていただきました。大変なコンディションでしたけど、できるだけ試合を行うというのが基本だと思いますので。また、試合をやったからには審判の方は九回を目指すというのが基本ですので。中止で次のステージに進出するとか、普段とはまた違う要素もありましたので、とにかく試合を行うということを一番に考えて判断しました」
雨の甲子園で強行開催…杵渕セ統括「CSという試合の性質も考えて判断」
試合が強行されたのは、タイトな日程が大きな理由でした。
今回のファーストSでは予備日が1日しか設置されておらず、2試合以上が中止となった場合、本来の3試合が開催できないままファイナルS進出チームが決まる。
雨の甲子園で強行開催…杵渕セ統括「CSという試合の性質も考えて判断」
「日程については検討の余地もあろうかとは思いますが、現状の中でのベストの判断をしたと思います。今日ある材料の中で、できるだけ試合の挙行を目指したということです」
雨の甲子園で強行開催…杵渕セ統括「CSという試合の性質も考えて判断」
「ファンとチームには大変な中でやっていただいたとは思っています。それは正直に思っています」
雨の甲子園で強行開催…杵渕セ統括「CSという試合の性質も考えて判断」
大きな事故もなく、無事に終わったことが不思議なくらいのコンディションの中、戦い抜いた選手たちには拍手を送りたいと思います。
ですが、こんな状態でも強行せねばならなかったのはどう考えても問題があります。
二度とこのようなことがないよう、日程の見直しなどの対策が行われることを願ってやみません。