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【ベゴニア賞】ミシェル騎手が5年ぶりJRAでレース騎乗 日本語で「ワクワクしたし、うれしかった」

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 「ベゴニア賞」(24日、東京)

 JRAでは約5年3カ月ぶりのレースとなったフランス人女性ジョッキーのミカエル・ミシェル騎手=川崎・山崎裕也厩舎=が、東京8Rのベゴニア賞でアルメールヴェント(牡2歳、川崎・河津裕昭厩舎)に騎乗。スタートでモタれ、道中は盛り返すも10着に敗れた。

 ミシェルのJRAでの騎乗は、ワールドオールスタージョッキーシリーズに参戦した2019年8月の札幌競馬場以来。現在は、NARで10月7日から12月20日までの地方短期免許を取得し、川崎を拠点に活躍している。

 5年ぶりのカムバックに「ワクワクしたし、うれしいです」と日本語で回答。日本のファンからの歓声にも感銘を受けたといい、「パドックと返し馬で私の名前を呼ぶ声がたくさん聞こえた。笑顔で応えたかったんですけれど、できないので頭の中で手を振りました」と話した。東京競馬場では初騎乗。「とても大きくて美しいコースだった。今日は大きなG1の日なので、この空気感を楽しみたい」と語り、この日に開催されるジャパンCを生観戦することも明かした。

 22年から3年連続でJRAの騎手免許試験を受けているミシェル。JRAで乗りたい思いは一層強くなったようで、「ゲート裏で一層強く感じました。またここに戻って何度もレースができたら最高だなと思いました」と笑顔。決意を新たにした。

 河津師は「外側に行かないように気をつけてくれよと言っていたのに、外に行ってしまったが、よく頑張って立て直したんじゃないの」と評価。府中の“ミシェルフィーバー”に「この日にミシェルを乗せて盛り上がったのは良かった」と目尻を下げた。1990年のジャパンCで、地方所属騎手としてイブンベイに騎乗した河津師も、34年ぶりのカムバック。当時を振り返って「声援がすごくて本馬場入場でウォーってなったもん。地鳴りのような声で、これがジャパンカップかと」と感慨深げに話していた。

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