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競馬ギガ盛ブログ「秋山真一郎騎手の引退カウントダウン(EP1)」(2月16日)

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 栗東・井上です。G1初勝利に感動し、号泣したのが懐かしい。12年NHKマイルCを制したカレンブラックヒル。秋山真一郎騎手です。3人でひっそりとやった祝勝会もいい思い出。江頭2:50の大ファンと知っていたので、お祝いに“エガちゃんTシャツ”をプレゼント。秋ヤン、大喜びしてくれました。干支(えと)がちょうど1周して、まさか、この日が来るとはね…。昨年12月7日に新規調教師免許試験に合格し、2月25日のラスト騎乗。引退の日が刻一刻と迫っています。

 秋山真一郎について、つづりたいと思います。

 父・忠一さんの影響でジョッキーを志した秋山少年。「おやじがジョッキーだったので自然と憧れましたね」。ただ、当時の思い出を聞くと、首を傾けます。「おやじはローカルの競馬場に騎乗することが多く、当時はジョッキーも現地に滞在していましたから。常に家にいないから、おやじとの記憶や思い出がないんです」と苦笑いします。

 関西の競馬中継は京都、阪神が中心で、東京、中山は重賞だけが放送される。当時はグリーンチャンネルもネットもない。今のように馬券を全場、全レースの発売はなく、第3場といわれるローカル開催の映像はほぼ目にすることがなかった。「おやじが競馬に乗っているのも分からない。そういう時代でした。もちろん、尊敬も感謝もすごくあるんですよ。でも、当時は“俺はローカルで乗るジョッキーにはならないぞ”って。偏見ですね。今になって、おやじも大変だったんだろうな、って分かるんですけど(笑)」と振り返ります。

 どんな少年時代だったのでしょう。「おやじは小林稔厩舎に所属していて。土曜の学校は昼で終わるので、小林稔厩舎や中村好夫厩舎に預けられて遊んでいましたね」。いわゆる“トレ子”。手を伸ばせば馬がいる生活が当たり前だった。ジョッキーから調教師に転身した武幸四郎師も同級生だ。「休み時間はずっと競馬の話をしていた。自転車を馬に見立てて競走したり。競馬に関係ない子の方が多いから、変わっていたと思う」。競馬に取り付かれた異質な小学生だったようだ。

 ネットで気軽に海外競馬の情報を得られる今とは違い、10年ほど前は情報収集も大変でした。そんな時、ワタクシが頼りにしていたのが秋ヤン。それぐらい、海外競馬通としても知られています。そのルーツも明かしてくれました。「友人が月刊優駿を愛読していて中学校に持ってくるんです。ネットのない時代。年末のスーパージョッキーかジャパンC。そして優駿でしか海外の情報が得られなかった。食い入るように読みましたね」と説明します。

 ジョッキーになることを夢みる秋山少年にとって、世界の名手たちは憧れの存在。「“この人がカッコイイ”とか言ってましたね。フランスでトップだったのがティエリ・ジャルネ。スボティカで(92年)凱旋門賞を勝った写真やゴールデンフェザントのゲイリー・スティーブンスなど、カッコイイなぁ、こうなりたいな、って」。日本人ジョッキーにも憧れの存在がいました。「当時から、きれいに乗る人が好きでした。河内さん、岡部さん、豊さん、典さん。シャーッと乗ってくるジョッキー。子供ながらにこういうジョッキーになりたいな、って思いましたね」。競馬学校生になる前から、その姿を目指していたという。今や、フォームがきれいな騎手として、各方面から名前が挙がる秋ヤン。憧れだけでは終わらせず、相当な努力を積み重ねたことでしょう。

 部屋にはポスターも貼っていました。「“弾丸シュートだ”と書いているサッカーボーイ」。JRAが制作する競走馬のポスター「ヒーロー列伝」No.27です。「(サッカーボーイを管理した)小野先生がウチのおやじの兄弟子で。厩舎に呼ばれて行ったら、サッカーボーイがいるんですよ。そのサッカーボーイに騎乗していた河内さんのサインも飾っていましたね」。学校では競馬談議に花を咲かせ、遊びに行った厩舎で名馬と出会う。そして、家に帰ると、ヒーローのポスターが出迎えてくれた。

 ジョッキーを目指す秋山少年にとって、これ以上ない環境だった。「スポーツは何もしてなかった。5年生から乗馬苑で馬に乗っていたけど、取り立てて何ができるとかもなかった。競馬以外、他のことに興味がなかったんです」。夢、そして憧れだったジョッキーになってからの話は次回「EP2」で…。

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