ヤクルト・成瀬、先輩・松坂と「また投げ合えるチャンスあるのはうれしい」
ヤクルト・成瀬善久投手(32)が23日、横浜高の5年先輩、松坂の中日入りを喜んだ。同一リーグになるのは、ロッテ時代の04~06年以来。「尊敬する先輩。また投げ合えるチャンスがあるのはうれしい」と歓迎した。
過去の直接対戦は06年の1度だけ。自身は五回途中4失点、松坂は8回3失点で勝利投手となり、投げ負けた。以降はメジャーで世界一に輝いた松坂に対し、自身も07年に最優秀防御率を獲得するなど活躍。近年は苦しんでいるという歩みも似ている。
そろって復活を期す今季、成瀬は自主トレを基本的には単独に変更。「自分のペースでできる」と手応えはある。この日は神宮室内でキャッチボールを行い、カーブやチェンジアップも交えた。
FA移籍後3年で6勝止まり。高めで空振りが取れる直球を取り戻すことをテーマに掲げた左腕は「後がないという思いはある。まずはしっかりローテに入れるように。そうすれば投げ合えるチャンスがある」と大先輩との再戦も目標に、生き残りをかける。