根尾、プロでも二刀流やりたい!自己最速150キロで1回無失点&2点適時打
「U18アジア選手権・3位決定戦、日本14-1中国」(10日、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎)
日本が中国を7回コールドで下して3位を死守し、来年のU18ワールドカップ(韓国)の出場権を獲得した。今秋ドラフト1位候補・根尾昂内野手(3年)=大阪桐蔭=は七回に登板して、自己最速を更新する150キロを投げて1回無安打無失点。プロ入り後も二刀流継続へ意欲を見せた。決勝は延長タイブレークの末、韓国が7-5で台湾を下し5度目の優勝を果たした。
高校日本代表としての最終戦。最後の最後に見せ場を作った。根尾は13点差の七回にマウンドへ。1死後、6番・王帥への3球目だった。リリースした瞬間に手応えがあった。
150キロの直球で空振り三振。「いつもより指にかかった感じがあったので、後ろ(の電光掲示板)を見た。うれしいですね」。1次L・韓国戦は、これまでの148キロを更新する149キロを記録した。今大会2度目の登板でさらに更新。改めて投手としての可能性を示す活躍を見せた。
5番打者としては四回1死二、三塁で、中前2点適時打を放った。1次L・香港戦は自身初のサイクル安打を放ち、今大会は打率・389。国際舞台でも投打でトップレベルのプレーを見せた。
今夏の甲子園決勝後には「(今後は)遊撃かなと思う」と話していた。だが、この日はプロでの二刀流継続を問われると「はい」と返答した。
「遊撃に絞ったこともない。両方をやるにしろ、どっちかに絞るにしろ通用しない。レベルアップしないと」。指名を受けた球団の方針もあるが、どちらで指名を受けても対応できるように準備していくつもりだ。
一番やりたいことを聞かれると「練習」と即答した。国際大会の経験を生かし、二刀流実現へ進化を目指す。
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