巨人 引退の寺内が涙の引退セレモニー「心が折れそうになることもありました」
今季限りで引退した巨人・寺内崇幸内野手が23日、東京ドームで行われたファンフェスタで涙の引退セレモニーを行った。
ファンの前でマイクを握り、プロ生活を回想。入団時、高橋由伸前監督や阿部慎之助内野手のパワー、技術に衝撃を受けたことを明かし、「この中でどう生きていくか、必死に考えました」と振り返った。続けて、「そのなかで、ユーティリティーになろうと決意しました。ベンチにいることが多かった僕は、何ができるか。声を出し、他の選手のグラブを持っていき、何でもよかった。とにかく必死でした」と語った。
持ち味の守備力を評価され、2年目の08年から1軍で出場。原監督は献身的な役割をこなす寺内を評価し、13年にはオールスターにも選出した。寺内は「試合で使ってくれた原監督、高橋監督、本当に感謝しています。ときには叱咤激励をしてくれて、考える状況を作ってくれ、本当に成長できました」と感謝した。
今季はけがに泣き、1軍の出場はなし。戦力構想からも外れ、引退を決意した。「ジャイアンツ球場に向かう車の中で心が折れそうになることもありましたが…」と話すと、こらえきれずに涙。「球場では裏方さん、チームメートに励まされ、グラウンドに出ればファンの方が後押しをしてくれて、力になりました。ありがとうございました」と頭を下げた。
通算670試合の出場で打率・218、5本塁打、39打点。鉄壁の守備力と意外性のある打撃で、チームのピンチを何度も救った。
引退セレモニーでは山口鉄也投手、西村健太朗投手、脇谷亮太内野手もあいさつ。ファンから大歓声を浴びた。
関連ニュース
編集者のオススメ記事
野球最新ニュース
もっとみる昨年Vの健大高崎がベスト4一番乗り 2年連続3度目の4強入り 花巻東に快勝で連覇へあと2勝
健大高崎・石垣元気がセンバツ最速の155キロを連発 藤浪晋太郎らを超える
花巻東の2番手左腕・万谷が左手首付近に死球 次の回から降板
NHK甲子園中継で「まさかの」朝ドラ受けにSNS沸く 「最近のあさイチのよりおむすび愛」「ちゃんと朝ドラ見ている方のコメント。なんか嬉しい」
健大高崎は左腕・山田遼太が甲子園初先発 2回戦で圧巻復活の158キロ右腕・石垣元気は救援待機
【セ・パ順位予想】広島は投手力に安定感 伝統の足攻めで得点力不足の解消を 巨人は歯車かみ合わない不安も 安仁屋宗八氏
【セ・パ順位予想】阪神V奪回で決まり!世界一のドジャースに勝ったんですから キーマンは前川&工藤 糸井嘉男氏
【セ・パ順位予想】阪神が総合的に投打のバランス最も取れている DeNA&巨人と3チームの争いに 岡義朗氏