星稜2年連続センバツ切符 ドラ1候補右腕・奥川、石川県勢初の日本一誓った
「選抜高校野球・選考委員会」(25日、オーバルホール)
第91回選抜高校野球大会(3月15日抽選、同23日開幕・甲子園)の出場32校を決める選考委員会が25日、大阪市内で行われ、星稜(石川)の2年連続13度目の出場が決まった。大会の目玉で今秋ドラフト1位候補の奥川恭伸投手(2年)は、平成最後の甲子園で星稜初の日本一という新たな歴史を作ることを宣言。奥川、創志学園・西純矢投手、大船渡・佐々木朗希投手(ともに2年)と共に高校「BIG4」に数えられる横浜・及川雅貴投手(2年)も優勝へ闘志を燃やした。
長い歴史を思い、節目の大会で黒土を踏めることに、奥川の意欲もかき立てられる。「センバツの初戦にピークを持っていけるようにしたい」。プロ注目の右腕が、新たな歴史の扉を開く。
「OBの方たちが作ってくださった伝統もあると思いますし、その伝統を引き継ぐと共に、平成最後の甲子園ということで新しい歴史を作れたらいいなと思います」
昨年の春夏に続き、自身3度目となる甲子園のマウンドだ。そこで目指す新たな歴史には、当然、日本一という目標が含まれてくる。過去の星稜の最高成績は春が8強、夏が準優勝。負けることなく、最後まで勝ちきり、星稜史上初の日本一しか考えていない。
「(自身過去2度の甲子園は春8強、夏2回戦で)負けの記憶が残っているので勝って記憶に残りたい。秋(神宮大会)は準優勝に終わって春は何としても秋の悔しさを晴らすためにも、全国制覇を狙って絶対に1位を取りたいと思います」
昨秋は北信越大会で優勝した中、明治神宮大会では惜しくも準優勝に。今秋ドラフトの1位候補でもあるが、奥川に慢心はない。「全体的な成長、ボールの精度を上げる」といった課題を挙げ、走り込みや投げ込みに取り組む。甲子園でその成果を示す。
林和成監督(43)は「野手もしっかり活躍してくれれば、結果は付いてくるかなと思います」と話し、山瀬慎之助主将(2年)も「石川県勢で甲子園の優勝がないので、春夏連覇という形で伝説を作りたい」と力を込める。悲願成就のためにも、エースへの期待は大きい。
「(甲子園では)いいことも悪いことも経験させてもらっているので、今度は優勝という形で終われればと思います」と奥川。平成最後の甲子園で偉業を刻めれば、それは伝説の幕開けにもなる。
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