尽誠13点爆勝!18年ぶりセンバツ当確 4番・仲村が点火の場外弾
「秋季高校野球四国大会・準決勝、尽誠学園13-2岡豊」(2日、オロナミンC球場)
準決勝2試合が行われ、尽誠学園(香川)が17安打13得点の六回コールドで岡豊(高知)を下して決勝に進出。18年ぶりとなる来春センバツ出場に当確ランプをともした。明徳義塾(高知)は16得点の五回コールドで高知中央(高知)との同県対決を制し、2年ぶりのセンバツ出場が確実となった。
尽誠学園が猛打で18年ぶりの春切符をグッと引き寄せた。17安打13得点で岡豊にコールド勝ち。決勝進出を喜ぶ選手たちを見つめながら、西村太監督(40)は「大一番で力を発揮できた。よくやった」と目を細めた。
打線に火を付けたのが4番・仲村光陽内野手(2年)だ。1-2で迎えた五回、同点に追いつき、なおも無死一塁のチャンスで「打った瞬間に入ったと思った。プレッシャーを楽しめた」と左翼場外へ勝ち越し2ラン。特大アーチで勢いづいた打線は、この回5点、さらに六回にも7点を奪って一気に試合を決めた。
仲村の父・耕三さん(45)は尽誠学園OBで、強打の外野手として1992年夏の甲子園で4強入り。のちに社会人の強豪・三菱自動車岡崎で活躍した。愛知県で育った仲村は「父を超えたい」と県内の強豪校からの誘いを断り、父の母校に入学。1年夏からレギュラー入りして聖地を目指してきた。
来春センバツ出場がかかる準決勝を前に、父からLINEで「頑張れよ」と励まされ、「絶対に勝つ」と返答した。決勝の相手は明徳義塾。勝てば明治神宮大会(15日開幕)への出場権も獲得できる。「今年のチームは『後半勝負』がテーマ。粘り強く戦って勝ちたい」。主砲は力強く誓った。
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