明徳センバツ当確 2年ぶりへ執念雪辱!馬淵監督、徹底分析で16点

 「秋季高校野球四国大会・準決勝、明徳義塾16-1高知中央」(2日、オロナミンC球場)

 準決勝2試合が行われ、尽誠学園(香川)が17安打13得点の六回コールドで岡豊(高知)を下して決勝に進出。18年ぶりとなる来春センバツ出場に当確ランプをともした。明徳義塾(高知)は16得点の五回コールドで高知中央(高知)との同県対決を制し、2年ぶりのセンバツ出場が確実となった。

 明徳義塾が執念と底力を見せつけた。高知中央との同県対決で16得点のコールド勝ち。来春センバツ出場に当確ランプをともし、馬淵史郎監督(63)は「つなぐ意識が浸透していましたね」と、してやったりの表情だ。

 いきなり相手のプロ注目右腕・和田に襲いかかった。初回、1点を先制し、なおも無死満塁のチャンスで5番・新沢颯真内野手(2年)が左越えに走者一掃の三塁打。打者13人の猛攻で8点を奪うと、続く二回も2死満塁から新沢が右翼芝生席へ高校初アーチとなる満塁弾を放つなど、再び8点を奪取。2安打7打点の大暴れでチームを大勝に導いた新沢は「すごくうれしい。自分にとっても特別な試合になった」と胸を張った。

 高知中央とは県大会準決勝で対戦し、10-11の乱打戦で敗れた。リベンジに燃える馬淵監督は「この試合に全力を傾注した。県大会のビデオを10回以上見て相手を研究した」と言う。徹底的な分析の成果で打線が爆発。前回対戦で11失点したエース左腕・新地智也投手(2年)も、5回5安打1失点の好投で雪辱を果たした。

 決勝の相手は尽誠学園。四国大会決勝では01年以来、18年ぶりの対決だ。「優勝して明治神宮大会に出たい」と主将の鈴木大照捕手(2年)。勢いに乗って2年ぶり10度目の四国制覇を狙う。

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