2017夏・甲子園に届かなかったプロ注目球児たち
全国各地で行われた高校野球の地方大会は8月1日に幕を閉じ、47都道府県49代表が出揃いました。そこで今回は、甲子園出場を逃したプロ注目の球児たちを取り上げます。
公開日:2017.8.4
「高校野球兵庫大会・4回戦、市西宮6-2武庫荘総合」(21日、明石トーカロ球場)
市西宮・山本15K完投!メジャースカウト絶賛「松坂みたい」
兵庫大会では市西宮が2年連続の16強進出を決めた。プロ注目148キロ右腕の山本拓実投手(3年)が2失点完投。15三振を奪い、公式戦初本塁打も放った。投球を見たメジャー球団のスカウトは「高校時代の松坂みたい」と絶賛した。
【龍谷大平安・岡田】 高校通算33発 守備でも魅せる
「高校野球京都大会・4回戦、龍谷大平安4-3鳥羽」(19日、わかさスタジアム京都)
龍谷大平安が3年ぶり8強 プロ注目・岡田が好返球でピンチ救う
龍谷大平安が鳥羽との接戦を制して、3年ぶりの8強へ進出を決めた。
プロ注目・岡田悠希外野手(3年)が、高校通算33本塁打の打撃ではなく、守備でチームを救った。
七回に3点リードを1点差にされ、嫌なムードで迎えた八回。2死一、二塁で詰まった飛球が左前へ上がった。ノーバウンドで捕球はできなかったが、素早い動きで本塁へ送球し、二塁走者を刺して同点を阻止した。
【星槎国際湘南・本田】13K完封 10球団が視察
「高校野球神奈川大会・2回戦、星槎6-0上矢部」(16日、サーティーフォー保土ケ谷)
星槎国際湘南・本田13K完封発進 プロ10球団来た!
神奈川大会では、今春県4強の星槎(せいさ)国際湘南が上矢部に快勝し、初戦を突破した。ドラフト候補右腕・本田仁海投手(3年)が13奪三振で3安打完封。10球団のスカウト陣の前で快投を見せた。
神奈川No.1右腕が、初戦で圧巻の奪三振ショーを繰り広げた。初回先頭から2者連続三振を奪うと、2四球を挟んだ2死一、二塁から三回2死までは6者連続三振。自己最速タイの146キロを計測した直球と縦のスライダーがさえ、三回2死までは8つのアウトすべてが三振だった。
星槎国際湘南・本田13K完封発進 プロ10球団来た!