「オープン戦、日本ハム１－１ＤｅＮＡ」（１１日、鎌ケ谷スタジアム）　プロで再戦しても、キラーは健在だった。ＤｅＮＡのドラフト５位・桜井（日大三）が、またも“清宮斬り”を果たした。六回から３番手で登板し、２死一、二塁で大田の場面。２ボールとするとベンチが敬遠を申告。球場が盛り上がる中、満塁で清宮を打席に迎えた。新人左腕はスライダー２球で追い込むと、３球目は外角直球で見逃し三振に仕留めた。

　桜井は日大三時代の１６年秋、東京大会決勝で早実・清宮から５打席連続三振を奪った。プロに入っても抜群の相性は不変だった。

　ヤクルト・広岡が２８日、高卒３年目では球団２５年ぶりの開幕スタメンを決めた。同４年目の山田哲を超え、９３年松元秀一郎以来の快挙だ。

　オープン戦全１６試合にフル出場した若武者は「緊張はあまりしない方」と頼もしかった。