前代未聞!金銭トラブルでロッテ・大嶺翔太が任意引退…治らなかった“お騒がせ癖”
ロッテ・大嶺翔太が任意引退しました。理由は前代未聞の「金銭トラブル」。09年度ドラフト3位で指名された直後にも飲酒補導で入団白紙となるなど最後まで“お騒がせ”の癖は改善されることがなかったようです。
公開日:2018.6.24
【2009年12月9日デイリースポーツ紙面より】
ロッテは8日、大嶺祐太投手(21)の実弟でドラフト3位指名した大嶺翔太内野手(18)=八重山商工=について、正式契約を延期し、9日の新入団会見を欠席させると発表した。同投手は同校の生徒3人と4日夜から5日にかけて石垣市内で飲酒し、沖縄県警に補導されていた。事態を重くみた球団は、ホームページ(HP)上で実名を公表した上で謝罪文を掲載。今後は大嶺弟の素行調査のため、担当スカウトを石垣市内に派遣し、場合によっては入団を取り消す可能性も示唆した。
(中略)
石垣島が生んだ兄弟プレーヤーの誕生は、ロッテにとって明るい話題だった。それだけに実兄の大嶺祐も「猛反省して、気持ちを入れ直して出直してきてほしいと思っています」と広報を通じてコメントした。球団としても、最悪の事態など望んではいない。石川副代表は「起こったことは事実。どう生かしていくか、彼の今後に期待したい」と力を込めた。
【2009年12月11日デイリースポーツ紙面より】
飲酒で補導されたことが明らかになったロッテのドラフト3位・大嶺翔太内野手(18)=八重山商工=が、来年1月中旬に球団首脳と面談を行うことが10日、分かった。この日から停学期間に入った大嶺翔は処分明け後も、年末年始の休みを挟んで、計10日間は教諭の観察の下で授業を受けることが決定。その後、石川晃球団副代表(48)が石垣島に入り、“反省具合”をチェックする。
(中略)
すでに契約金4000万円、年俸600万円で済ませている仮契約についても「契約する場合、条件が変わることもある」。契約内容を見直す可能性も出てきた。
【2010年1月18日デイリースポーツ紙面より】
昨年12月に飲酒で補導されたロッテのドラフト3位・大嶺翔太内野手(18)=八重山商工=が17日、沖縄・石垣市の同校でロッテ瀬戸山隆三球団社長(56)らと面談し、十分な反省が認められ入団が決まった。22日にも上京し正式契約を結ぶ。担当の永野吉成チーフスカウト(41)から3年分の日記帳を手渡された大嶺翔は、真摯(しんし)な気持ちを忘れず3年間したため続けると誓った。
一時は内定取り消しの可能性もあったが、瀬戸山球団社長はその後の経過を見て「ロッテで新しいスタートを切ってほしい」と判断。契約金、年俸は仮契約時から減額される方向だ。
【2010年1月23日デイリースポーツ紙面より】
渋谷も池袋も行きません!昨年12月に飲酒で補導されたロッテのドラフト3位ルーキー・大嶺翔太内野手(18)=八重山商工高=が22日、千葉市内の球団事務所で契約金4000万円、年俸550万円で正式契約を結んだ。背番号は50。登録名は「翔太」に決定。
(中略)
「スタートラインに立ったという気持ちです。(謹慎中は)1人で考える時間が多かった。社会には野球だけでなくルールがある。しっかり1人の人間として頑張ろうと思いました」。神妙に、プロの道へ踏み出した感想を語った。
「自分の責任感の無さで、周囲に迷惑をかけた。野球で恩返しがしたい」と謝罪。埼玉・浦和の選手寮からは、渋谷や池袋といった東京屈指の繁華街に電車一本で行けるが、過ちを繰り返さないために「(繁華街は)行きません。(寮で)バットを振ります」と“禁欲生活”を誓った。
プロ5年目、1軍初出場で初安打は本塁打
紆余曲折あって入団した大嶺翔太。ブレークは5年目の2014年でした。