侍J・栗山監督「すごく幸せ」紫綬褒章の伝達式 今後は野球振興に注力

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で野球日本代表「侍ジャパン」を優勝に導いた栗山英樹監督(62)が15日、都内のホテルで紫綬褒章の伝達式に出席。褒状を受け取り「選手のおかげで、どうしても見たかった景色を見させてもらった。みなさんが喜んでくれて、すごく幸せ」と語った。

 式では冒頭、受章者で国歌を斉唱するが「いろんなことがあったなって。思い出してグッときたよね」と心が震えた。皇居に移動後には天皇陛下と面会。待ち時間には他の受章者からサイン攻めに遭った。

 今後はかねて熱心に取り組む野球振興、普及活動に力を注ぐ。小学校を回ってキャッチボールを教えるなど、さまざまなプランを考えている。「せっかく野球の面白さを感じてもらった。これを生かすべく、いろいろと知恵を絞ってやっていきたい」と前を向いた。

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