伊藤美誠が初V、6戦全敗の相手を撃破「本当に幸せ」 福原愛以来5年ぶり
「卓球・荻村杯ジャパン・オープン」(10日、北九州市立総合体育館)
女子シングルス決勝が行われ、世界ランク6位の伊藤美誠(17)=スターツ=は、同3位の王曼イク(19)=中国=に4-2で勝利し、初優勝を果たした。日本勢の制覇は13年大会の福原愛以来、5年ぶり。伊藤自身は昨年8月のチェコ・オープン以来のワールドツアー制覇となった。
伊藤は過去6戦全敗だった中国の若手エースをついに撃破し、飛び跳ねてガッツポーズしながら喜びをかみしめた。5月の香港オープン、6月の中国オープンでも王に敗れており、試合後の会場インタビューでは「3度目の正直で勝つことができて、優勝することができて本当に幸せです」と話した。
決勝前には「前回はボコボコに負けているので、準決勝も思い切りできたし、リラックスして試合に臨めると思う」とリベンジを誓っていた。
自国開催のワールドツアーで、日本女子では唯一最終日まで勝ち残っていた。準決勝の陳幸同、決勝の王と、連続で中国トップ選手を破り、東京五輪でのメダル獲りへ弾みをつけた。