サンウルブズ、5シーズンのSR活動終了 流「経験欠かせない」桜戦士が思いを投稿
スーパーラグビー(SR)のサンウルブズは1日、交渉を続けてきたSRオーストラリア国内大会への参戦について、同国協会より参戦受け入れは不可能との通達を受けたと発表した。コロナ禍による入国制限をクリアできず、7月3日の開幕に間に合わないため。
サンウルブズは今季でSRからの除外が決まっており、16年の参入から5シーズンの活動が終了となる。18年に共同主将を務めた19年W杯日本代表SH流大(27)=サントリー=はツイッターで「SRでの経験は自分の成長に欠かせないもの」と振り返った。同じく日本代表の姫野和樹(25)=トヨタ=は「大好きなTEAM。自分の自信につながり成長できた」と、サンウルブズに育てられた桜戦士が思いを投稿した。
SRは3月途中に中断し、サンウルブズは1勝5敗。渡瀬裕司最高経営責任者(CEO)は「SRへの挑戦は終わりを迎えることになる。悔しい思いではあるが、参加できたことは大変光栄で名誉」とコメント。日本協会の森重隆会長は「5年間の軌跡は決して消えるものではない。サンウルブズの存在によって積まれた経験値を生かす」と、功績をラグビー界の発展へつなげていく。