橋本五輪相「スポーツの力、心のよりどころに」 五輪を「コロナに打ち勝った証に」
橋本聖子五輪相(55)は19日、閣議後の定例会見を行った。同日から県境をまたぐ移動の自粛要請が解除され、夜にはプロ野球が開幕する。橋本五輪相は「これからスポーツの持つ力が、コロナ対策で苦労されている方の1つの心のよりどころとなれるようなものにしたい」と語った。
徐々にスポーツ活動も再開の動きがあるが「何よりもまずコロナ感染症対策を講じて頂き、選手が目標に向かって、今までの努力を発揮する場所を作り、環境を整えていくことが大事」と呼びかけ。
1年延期が決まっている東京五輪について「世界がコロナ感染症に打ち勝った証としての大会にしたいという大きな願いが掲げられている」とあらためて言及した上で「今一度スポーツを見る楽しさ、夢や希望、同時にスポーツによって健康的な体になっていくこと、スポーツや運動が生活の一部であって、人々の健康にどれだけの力を有しているか、気付いた機会でもあると思う」と、生活におけるスポーツの価値を説いた。