東京五輪柔道代表の原沢久喜、右肩負傷か 1年ぶり実戦で初戦敗退…立ち上がれず担架

 「柔道・マスターズ大会」(13日、カタール・ドーハ)

 男子100キロ超級で、東京五輪代表の原沢久喜(28)=百五銀行=が出場した。初戦の2回戦でヤキフ・ハンモ(ウクライナ)と対戦したが、一本負けで敗退した。

 原沢は相手の強引な小外掛けで投げられた際、右肩付近から畳に強く落下。そのまま抑え込まれたが、顔をゆがめて自ら「参った」をした。試合後は立ち上がれず、医療チームによって担架で運ばれた。

 新型コロナウイルス感染拡大を経て、日本勢としては約1年ぶりの参加となる国際大会。原沢自身は、優勝した19年12月のマスターズ以来の実戦だった。

 今大会は順当に勝ち進めば、五輪2連覇のテディ・リネール(フランス)との対戦も見込まれたが、当たることなく敗退。五輪開幕まで残り6カ月というタイミングとあって、負傷の状況が心配される。

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