北京五輪ソフト金の乾絵美さん、復活の競技へ「いい色のメダル見たい」、聖火リレー
2008年北京五輪ソフトボール金メダリストで現プロ野球オリックスのスカウトを務める乾絵美さん(37)、12年ロンドン五輪女子バレー銅メダリストの井上香織さん(38)らが23日、兵庫県姫路市で開催された東京五輪・パラリンピックの聖火リレーイベントに参加した。
乾さんは朝来市、井上さんは地元・豊岡でのランがなくなり、姫路城三の丸広場でのトーチキスだけになった。無事に終えた乾さんは「貴重な体験をさせていただいた」と思いを明かした。
コロナ禍で開催に厳しい意見もある五輪については「コロナが収まった中でできれば最高。開催するなら選手らの健康第一で無事に閉幕できれば」と気遣いながらコメントした。東京大会で3大会ぶりに実施されるソフトボールについては「自分の希望を言うなら、いい色のメダルが見たい」と笑顔を見せた後、「応援してくださった方が喜んでいただける大会になれば」と話した。
「ホッとした」と感想を明かした井上さんは、「地元の皆さんの前で走りたい気持ちはあったが、火をつなぐのには変わりない。セレモニーに出られてうれしく思う」と笑顔を見せた。
この日はロンドンの代表監督だった眞鍋政義氏も参加し、顔を合わせた。井上さんによると、9年前の思い出話までは至らず、あいさつ程度だったという。