バドミントン・山口茜が史上最多V4達成「自分のことながら4回優勝すごい」 今後は熟考「来年については私自身も分からない」

 「バドミントン・ジャパン・オープン」(25日、横浜アリーナ)

 女子シングルス決勝が行われ、パリ五輪代表の山口茜(再春館製薬所)がタイ選手をストレートで下した。自身2年ぶり、大会史上最多4度目の優勝。「とてもうれしいですし、自分のことながら同じ大会で4回も優勝するなんてすごいなと思います」と笑顔を見せた。

 圧勝だった。第1ゲームを21-11で奪うと、第2ゲームも多彩なショットで相手を翻弄(ほんろう)。前に出てスマッシュを打つ積極的なプレーも光り、最後は11点差をつけて勝負を決めた。「自分から積極的にプレーして主導権を握りながら、もっといいプレーをしようという前向きな気持ちで(試合が)できた」とうなずいた。

 3度目の出場となったパリ五輪は、準々決勝で金メダルを獲得したアン・セヨン(韓国)と激突し、8強で終えた。閉幕後は休養を取り、ジャパン・オープンに向けて1週間前から軽めの練習を再開した。初戦後は「準備不足」と嘆いていたが、終わってみれば日本勢唯一のV。世界選手権2連覇を果たした女王の実力、安定感を見せつけた。

 五輪を競技人生の節目とする選手が多い中、今後について「自分の気持ちと向き合い中。来年については私自身も分からない」と話すにとどめた山口。韓国オープン(27日開幕)には出場予定で「引き続きいいプレーができるように。体調を崩さないように元気に過ごしたい」と意気込んだ。

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