柳沢駿成、市民プールから世界へ 男子50m平泳ぎ、普段は会社員
競泳の日本選手権第2日は21日、東京アクアティクスセンターで行われた。男子50メートル平泳ぎで27歳の柳沢駿成がパリ五輪代表の谷口卓に続く2位に入り、世界選手権切符をもぎ取った。普段はフルタイムでメーカーの営業として働く会社員。「自分が代表になるなんて夢にも思っていなかった」と思わぬ好結果に驚いた。
3歳から競技を始めたが、全国高校総体には出場できなかった。約3年前に趣味の延長線上で仕事終わりに市民プールへ通う生活を始めたところ、タイムの伸びを感じて本腰を入れた。大会後にある代表合宿について「どうやったら休みを取れるか検討しないといけない。競泳界に友人がおらず不安」と苦笑した。