「西日本学生バスケット・女子3回戦、大体大87‐75西南女学院大」(1日、大阪市中央体育館)
男女の3回戦が行われた。女子は27年ぶり優勝を目指す大体大が、西南女学院大に87‐75で辛勝した。最大14点差をつけられる大苦戦だったが、1年生PGの落合千里と村上直子の活躍などで逆転勝ち。3連覇を狙う大阪人間科学大は圧勝発進した。男子は、シード校の近大、関学が敗れる波乱があった。2日は男子4回戦8試合と女子4回戦8試合がともに大阪府立体育会館で行われる。
◇ ◇
2大会連続準Vの大体大が、初戦で思わぬ苦戦を強いられた。序盤からペースに乗れず、一時は14点のビハインド。厳しい展開となったが、小柄な1年生PG2人が局面を打開した。
まずは161センチの落合が魅せた。13点差で迎えた第2Q6分過ぎ、ボールをカットすると一気に駆け上がりシュート。反撃ののろしを上げ、ここからチームは怒涛(どとう)の8連続得点で17点を奪い、一気に逆転に成功した。
さらに再逆転、再々逆転…とシーソーゲームになると、今度は160センチの村上が躍動する。落合と代わってコートに入ると、鋭いドリブル、パスで相手をかく乱した。“快足”1年生PGコンビが代わる代わる出場し、ゲームを巧みにコントロール。チームに勝利をもたらした。
中大路監督は「あれだけ足がある選手はなかなかいない」と、入学直後の2人をレギュラーに抜てきした。落合は「ライバルというよりチームメート。2人でチームに貢献したい」と笑顔。「優勝します」と、さらなる活躍を誓った。