日本人初の公認9秒台を出すのは誰だ?最速王を狙うスプリンターたち

23日から陸上日本選手権が始まる。何よりも注目なのは男子100㍍!日本一速い男は誰?9秒台は出るのか?アツい男子スプリンターの戦いに注目です。

公開日:2017.6.23

 陸上男子100メートルで日本人初の9秒台の期待が懸かる桐生祥秀(21)=東洋大=が11日、欧州遠征を終えて成田空港に帰国した。前日に追い風参考記録ながら、9秒台をマークした多田修平(20)=関学大=の台頭に、プライドをのぞかせた。
 「盛り上がる人が出てきた」と新たなライバル出現を歓迎しつつ、世界切符の懸かる日本選手権(23日開幕、大阪・長居陸上競技場)に向け「勝った者が1番強い。それを示すのが日本選手権」と、第一人者の矜持(きょうじ)をにじませた。

桐生、新ライバル・多田の台頭歓迎「盛り上がる人が出てきた」

「今季のアベレージを出せれば優勝できる」

陸上日本選手権、23日開幕 男子100へ桐生ら抱負

 陸上の日本選手権が23日に大阪・ヤンマースタジアム長居で開幕する。22日、記者会見した桐生祥秀は「今季のアベレージ(平均的な走り)を出せれば優勝できると思う」と自信を見せた。

陸上日本選手権、23日開幕 男子100へ桐生ら抱負

山県亮太 世界屈指のスタートダッシュで逃げ切り宣言

 ロンドン、リオデジャネイロと2度の五輪でそれぞれ日本人の五輪最速記録を塗り替えるなど大一番の強さはピカイチ。右足首を痛めて3カ月ぶりの実戦となるが、世界屈指のスタート力を発揮して先手を取りたい。

山県 日本最速へ逃げ切り宣言 9秒台Vへ「負けられない」

 リオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダルメンバーの山県亮太(25)=セイコーホールディングス=が18日、母校の慶大・日吉キャンパスで日本選手権(23日開幕・大阪、長居)に向けた練習を公開した。3月に右足首を痛め、欠場が続いていたがようやく回復。日本最速決定戦に向け、“先手必勝”を誓った。
 今年の日本選手権は、日本人初の公認9秒台の期待が懸かる史上最高レベルの一戦。3つの代表枠を争うが「負けられない。僕が勝つなら先行逃げ切り。(スタートの)音が鳴った瞬間から先頭に立つようなレースを」と、得意のスタートダッシュからの“逃走劇”を思い描いた。

山県 日本最速へ逃げ切り宣言 9秒台Vへ「負けられない」

“神業”スタートで自己ベスト10秒03

山県、日本歴代4位10秒03 “神業”スタートで今季3度目自己記録更新

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