スノボ平野歩夢 歴史的激闘演じ2大会連続銀メダル!
金メダル候補として平昌に乗り込んだスノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢。王者ショーン・ホワイトにはわずかに及ばなかったが、大舞台で連続4回転の大技を決め2大会連続の銀メダルに輝いた。
公開日:2018.2.16
まさにスーパーヒーローの滑りだった。首位平野を追い、最終ランに臨んだホワイトは、平野と同じく縦2回転横4回転のダブルコーク1440(DC14)を2度、3回転半を2度組み込んだ構成を完遂。大逆転で頂点へと返り咲くと、ヘルメットを放り投げ咆哮(ほうこう)し、むせび泣いた。
ホワイト3度目の金で男泣き…最終ランで平野を逆転「幸せすぎて言葉がでない」
昨年10月の練習中に顔面を62針縫う大けがを負ったが、恐怖心を乗り越えた。DC14を連発で組み込む構成はケガをしたときと同じ。この日の朝はやらない予定だったが、直前に平野が決め、「アユムのおかげでできた」と12歳下のライバルの存在に奮い立った。
ホワイト3度目の金で男泣き…最終ランで平野を逆転「幸せすぎて言葉がでない」
スケボーで東京五輪挑戦にも意欲「可能性があるなら」
平野はスノーボードと同時期に始めたスケートボードでの東京五輪挑戦について言及。「時間がない中で、すごくハードなトレーニングが必要になる。はっきり決めてない部分はある」とした中で「可能性があるなら」と、含みを持たせた。
スノボハーフパイプ銀の平野歩夢 スケボーで東京五輪挑戦「可能性があるなら」
ショーン・ホワイトとのハイレベルな戦いは五輪史上に残る名勝負となりましたね。宙を鮮やかに舞う大技の数々、大舞台で自分の力を出し切るメンタルの強さには驚きしかないです。まだ19歳。4年後の北京に加えて、夏開催の東京五輪への夢も語った平野選手。夢への歩みは続きます。