相撲ってどんだけ時代遅れ?救命処置の女性に「土俵から降りて」アナウンス
大相撲の巡業中に土俵上で人が倒れ、救命処置を施した女性に対し「土俵から下りて」とアナウンスされていたことが判明。土俵が「女人禁制」とされているのはわかりますが、それは人の命よりも優先されることなの?
公開日:2018.4.5
救命処置の女性に「土俵から下りてください」
4日午後2時すぎ、京都府舞鶴市の舞鶴文化公園体育館で行われた大相撲の春巡業の土俵上で、あいさつをしていた多々見良三舞鶴市長(67)が突然倒れ、市内の病院に搬送された。
救命女性に土俵下りる指示 大相撲巡業、舞鶴市長倒れる
多々見市長が倒れた直後に、警察官やスタッフらが土俵に上がり、心臓マッサージなどの救命処置を施していた。
救命女性に土俵下りる指示 大相撲巡業、舞鶴市長倒れる
その中に観客とみられる複数の女性が含まれており、協会側は場内放送で「女性の方は土俵から下りてください」と数回促したという。
救命女性に土俵下りる指示 大相撲巡業、舞鶴市長倒れる
対応に批判続出…相撲協会は謝罪
日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「人命にかかわる状況には不適切な対応でした。深くおわび申し上げます」と協会を通じて謝罪の声明を出した。
八角理事長謝罪 巡業中に市長倒れ…救命女性に「土俵下りて」
大相撲の土俵は古くから「女人禁制」とされており、この慣例に従った形だが、地元関係者は「会場は騒然としていた。みんなが大丈夫かなと思っている時に、場違いなアナウンスだなと思った」と話した。
八角理事長謝罪 巡業中に市長倒れ…救命女性に「土俵下りて」