駿河台大が初出場の箱根駅伝で輝いた! 徳本監督10年目の悲願達成
駿河台大が箱根駅伝に初出場。かつて学生長距離界のエースとして活躍した徳本監督、31歳の今井隆生(4年)、留学生らを含めた個性派集団が初の箱根路に挑み、1本のたすきを爽やかにつなぎきった。
公開日:2021.12.7
思い出深い箱根への凱旋を前に「僕が法政時代はいつも面白いことをしてやろうと思って、箱根駅伝に挑んできたので、その気持ちはまだ監督になっても変わっていないので、うちのチームのいいカラーを箱根でぶつけたいと思っています」と意気込んだ。
駿河台大が歓喜の箱根駅伝初出場 徳本監督「この子たちのこの顔が見たかった」
2002年1月2日、最後の箱根駅伝で悲劇に見舞われる。エース区間の2区に臨んだ徳本だったが、序盤5㌔過ぎに右足ふくらはぎに肉離れを発症。右足を引きずりながらの走りとなり、一気にペースダウン。後続に次々と抜き去られ最下位へと順位を落とす。徳本の前に立ちレースを止めようとした成田監督を振り切って、約2㌔右足を引きずりながら走行するも、7.3㌔地点で抱きかかえられ、途中棄権となった。
法大を卒業後は日清食品に入社。03、04年と日本選手権の5000㍍を連覇するなど、活躍した。
2011年11月、埼玉県飯能市にある私立大・駿河台大のコーチに就任。2012年4月から監督。
エースは留学生・ブヌカ
2021年のインカレ1万㍍で優勝したケニア出身の留学生・ブヌカに大学初の区間賞の期待もかかる。