松山2回戦敗退 来季シード前進
「アクセンチュア世界マッチプレー選手権・2回戦」(20日、ダブマウンテンGC=18ホール)
松山英樹(21)=LEXUS=は、2010年全米オープン覇者のグレーム・マクダウエル(英国)に終盤逆転され、1ダウンで敗れた。
アーニー・エルス(南アフリカ)はジャスティン・ローズ(英国)を下した。ロリー・マキロイ(英国)は姿を消した。松山は次週のホンダクラシックに、石川遼(22)=CASIO=とともに出場する。
松山は3アップのリードを奪いながら勝負どころでミスが続いて惜敗した。「自分が先に崩れたのが残念」と悔しさを隠せない様子だった。
14ホールを終えるまでは2アップと優位に立っていた。しかし、15番でバーディー、17番でイーグルを決めたマクダウエルに追い付かれ、18番では相手がパーをセーブしたのに対し、松山はボギーをたたいて敗退が決まった。
16強入りを残念な形で逃したが、17位相当のフェデックスポイントを加算し、来季のシード権獲得へ大きく前進。「早めにクリアできたのはうれしい。これで少し余裕を持ってプレーができる」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。
米ツアーは8月半ばまでのポイントで125人が来季のシード権を得る。先週までに399点を獲得した松山は今大会で46点をプラスする見通し。ボーダーラインは450点前後とみられるため、シード圏内はほぼ確実となった。松山は「ショットもパットもいい方向にいっている。来週からまた頑張る」と気合を入れ直した。