松山、失速25位も最終戦出場へ
「米男子ゴルフ・プレーオフ第2戦、ドイツ銀行選手権・最終日」(7日、TPCボストン=パー71)
6位で出た松山英樹(23)=LEXUS=は3バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの75と崩れ、通算4アンダーで25位に終わった。松山は獲得ポイントの上位30人が進めるプレーオフ最終戦のツアー選手権出場を確実にした。68で回ったリッキー・ファウラー(米国)が通算15アンダーで今季2勝目、ツアー通算3勝目を挙げた。
首位と5打差で出た松山には逆転優勝の期待がかかったが、グリーン上で苦しんで順位を落とした。6、7番で1・5メートルを外して連続ボギー。最終18番(パー5)では3オン4パットのダブルボギーと崩れた。
それでも25位に入り、着実にポイントを加算して今季通算では16位。上位30人だけが進める24日からの最終戦、ツアー選手権に昨年に続いて出場できることが確実になった。トップの証しと言える舞台への切符を手中にし「2年連続で入れたことはうれしい」とうなずく。
常々優勝への意識を口にする松山。今季は未勝利で「(ポイント30位以内に)入れなくても優勝した方がうれしい。だからうれしさと悔しさ半々」とも漏らす。
上位70人に出場権のあるプレーオフ第3戦のBMW選手権(17日開幕)とツアー選手権の2試合を残す。今回は勝利を逃したが「ショットが上向いてきたことが僕の中で満足度が大きい。しっかり仕上げて次戦に臨みたい」と、ツアー2勝目に狙いを定めた。