石川遼、復調宣言! 筋トレで腰の張り和らぐ
「男子ゴルフ・中日クラウンズ」(2日開幕、名古屋GC和合C=パー70)
「中日クラウンズ」は1日、大会コースでプロアマ戦が行われた。国内初戦を腰痛のため欠場した石川遼(27)=CASIO=は18ホールを回り、復調を宣言した。令和の幕開けに千両役者が戻ってきた。
本格的に球を打ち始めてから、まだ4日目。それでも石川は球を捉える感触は悪くないという。この日も、薄く当たって右にショートするようなミスは一度もなかった。
「球を打てない間は、球を打つイメージトレーニングをしていた」。体を動かさず、頭の中で打球のイメージを鮮明に描き、実際に球を打っているような感覚になるまで神経を研ぎ澄ませた。
イメージトレは、けがのリハビリとして初めて取り入れた。「球を打つこの瞬間、このタイミングで、この筋肉が動くなというイメージをしていた」。故障明けにいつも感じるショットへの違和感がないという。
腰痛は、スイングスピードに耐えられる筋力がなかったことが理由だと判断。「これまで筋肉をつけようと思ったことはなかったけど、けが予防のためには必要」と背筋の筋トレを始めた。腰の張りは日に日に和らぎ、効果を実感している。
オフの間は下半身を止めて打つ意識を持ってスイング改善に取り組んだ。飛距離も伸びていたが、腰の負担を軽減するために封印。「これまでは肩の関節の柔らかさだけで打っていたけど、胴体も使うようにしたら体全体が使えるようになって、いい感触」。新時代になっても、変わらずに進化を求める石川の復帰戦が始まる。
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