SHOKICHI“変幻自在” 歌・ダンス&5種類の楽器プレイ、故郷に錦
歌手でパフォーマーのEXILE SHOKICHI(33)が15日、北海道札幌市の北海きたえーるで、初のソロアリーナツアーの最終日を迎えた。苫小牧市出身とあって地元凱旋(がいせん)ファイナルとなり、歌とダンスに加えて、ドラム、ギターなど楽器5種類を演奏し、“変幻自在”のステージを展開。EXILE AKIRA(38)がサプライズ登場し、コラボ曲「THE FOOLS」(発売日未定)も初披露した。
オープニングから派手に“帰郷あいさつ”を決めた。高さ5メートルにせり上がったドラムセットに上半身裸で降臨すると、右手のスティックを突き上げて、激しいドラミング。「What’s Up(調子はどう)、札幌!?」と7000人をあおって、大歓声を浴びた。
多才ぶりを存分に発揮し、ラブソング「君に会うために僕は生まれてきたんだ」では女性ファンを横に座らせて、ピアノを弾き語り。ハーモニカや歌声を変換する楽器(トークボックス)にもチャレンジし、ラップでも魅せた。舞台裏での生着替えをスクリーンに映して、パンツ一丁になる大サービスまで盛り込んだ。
北の大地に音楽人生の原点がある。今は亡きX JAPAN・hideさんに憧れて、中学2年のときにバンドを組んで、曲作りも始めた。16歳の頃には真駒内アイスアリーナでLUNA SEAのライブに熱狂し、プロを目指すと決意。この日は、家族や当時のバンド仲間が見守る中、hideさんのカバー「ROCKET DIVE」もギターをかき鳴らしながら熱唱した。
アンコールではEXILEメンバーが続々と登場。AKIRAのギターに合わせて歌い、NAOTO(36)、橘ケンチ(39)、黒木啓司(39)からは6都市8公演の完走祝いの花束を贈られた。「生きざまをエンターテインメントに変えて届けて、自分のミュージカリティー(音楽性)が伝わりました。キャリアの集大成にして、また新しい道が開ける感覚。ゴールでありスタートです」。故郷に錦を飾ったステージに達成感を刻んで、自身初のツアーを締めた。
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