松たか子 アカデミー賞日本人初の快挙 世界の“エルサ”と熱唱リレー 未知の大役全う
米映画最大の祭典、第92回アカデミー賞の発表・授賞式が9日(日本時間10日)、米ハリウッドで開かれた。アニメ映画「アナと雪の女王2」の日本語吹き替え版で主役・エルサを演じる女優・松たか子(42)が、授賞式に登壇。歌曲賞候補となった同作品の主題歌「イントゥ・ジ・アンノウン」を、世界各国のエルサ役とともに熱唱した。日本人が授賞式で歌うのは初めて。京都市出身で米国籍のカズ・ヒロさん(50=辻一弘から改名)が「スキャンダル」でメーキャップ&ヘアスタイリング賞を受賞。2年ぶり2度目の栄冠に輝いた。
本番を前に「だんだんドキドキしてきて…」と緊張に打ち震えていた松が、日本人として初めて、映画の祭典の大舞台で堂々と歌った。「アナ雪2」英語版声優で、センターを務めたイディナ・メンゼル(48)をはじめ、世界9カ国のエルサ役声優10人と授賞式に登場。イディナからリレー形式でバトンを受け、2コーラス目の1フレーズを日本語で熱唱した。
家族が松のためにあつらえた帯と、疋田総絞りの上品な着物でレッドカーペットに。ステージには、ピンクベージュのヴァレンティノのドレス姿で登場した。ピアジェのジュエリーとジミーチュウのハイヒールが、華やかさを増す。熱唱を終えると、割れんばかりの拍手と歓声が、ドルビー・シアターに巻き起こった。
興奮が冷めやらなかった。人前で主題歌を歌うのは、今回が初めて。観客を前にして最初の「イントゥ・ジ・アンノウン」披露が、日本人初の快挙になった。「自分が想像もしていない形でエルサのナンバーを歌う場を言われて、実現するのかなと思うぐらいでした。びっくり。予想をはるかに軽々と超えた機会を与えてもらったなと思います」と振り返る。
「アナ雪2」は、国内で観客動員1024万人。興行収入130億円を突破する大ヒットになった。日本での支持が、松を世界のひのき舞台に押し上げた。「それだけ日本でも盛り上がったのが認められて『おいで』と言われたんだと思うので、みなさんの力がものすごく大きかったと思います」と、日本のファンに感謝した。
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