エマ・ワトソンが小説「若草物語」の本をファンに見つけてもらうことを目的に世界中に隠したそうだ。来年３月に日本公開される、19世紀にルイザ・メイ・オルコットが出版した同自伝的小説の映画化作品「ストーリー・オブ・マイ・ライフ 私の若草物語」でメグ役を演じるエマは、２０１６年にフェミニストの題材を扱ったブッククラブ、アワ・シェアード・シェルフを立ち上げ、２０１７年には公共の場に本を隠す活動を続ける団体ザ・ブック・フェアリーズとタッグを組んでいる。そして今回、その活動の一環として自身のメッセージを添えた「若草物語」の本２０００冊を３８か国で配布することになった。

　エマはインスタグラムにこう綴っている。「２０００冊の『若草物語』を隠すというブック・フェアリーズ・クラシック・ワールドワイドのグローバルな企画をここで発表できることにワクワクしているの。今日から始まる『若草物語ブック・フェアリーズ』には、『ストーリー・オブ・マイ・ライフ 私の若草物語』 を記念して、私の特別なメッセージが入ったルイザ・メイ・オルコットの名作小説の１００の異なるエディションがフィーチャーされているの」「３８か国で行われる史上最大のブック・フェアリーのイベントとなるわ。これから数日の間に隠すから、その在り処についてはハッシュタグをチェックしてね。ブックフェアリーを信じてる？私は信じているわ」

　そんなエマは、（戦争の前線で医療活動を行ったジャマイカ出身の看護師）メアリー・シーコールやアガサ・クリスティー、エイミー・ワインハウスなど、ロンドンの街角にある女性の彫像の傍に本を隠す様子をとらえた写真を投稿している。同新作でローリー役を演じるティモシー・シャラメは、拍手の絵文字をコメント欄に残した一方、リース・ウィザースプーンは（エマが公園でリスと一緒にいる写真も含まれていたことから）「本のリス！」と反応している。

　エマとティモシーのほか、同作品ではシアーシャ・ローナン、フローレンス・ピュー、メリル・ストリープらキャスト陣に名を連ねている。（BANG Media International／デイリースポーツ）