26歳の人気俳優 プレスリーの知識はアニメ『リロ・アンド・スティッチ』が全て
俳優のジェイコブ・エロルディは、エルヴィス・プレスリーについて、『プリシラ』主演前はディズニーの『リロ・アンド・スティッチ』からしかよく知らなかったという。プリシラ・プレスリー(カイリー・スペイニー)とエルヴィスとの関係を描いたソフィア・コッポラの同作でエルヴィスを演じたジェイコブ。だがエルヴィスとの唯一の接点は、エルヴィスの楽曲が多く使用されていた2002年の同アニメ映画であったと明かしている。
『リロ-』ではエルヴィスのヒット曲と共に、エルヴィスの大ファンという主人公の少女リロが地球外生命体のスティッチに、「模範的市民」であるエルヴィスを紹介している場面がある。
オーストラリア人のジェイコブは「一番エルヴィスのことを知ったのは『リロ・アンド・スティッチ』から。ちなみに、かなりの量だ」とトーク番組『ザ・トゥナイト・ショー』で語った。エルヴィスが「演じてみたい人物リスト」に一度も入っていなかったため、同役について大きなプレッシャーは感じなかったとおいう。「ソフィア(・コッポラ)からエルヴィスについて送られてきたけど、僕は『これが実現することはないだろうな』って思っていた」「彼がドイツで軍隊から戻ってきたときの映像を見て、15分くらいセリフを読んで、2テイク撮った」と続けた。
一方、映画製作の際は、ジェイコブとカイリーが扮するキャラクターは、実在の人物をモデルにしているという事実を無視して撮影に挑んだと明かした。「ずっと『プリシラ』を『ブルーバレンタイン』のようなものを作る感じで捉えた。ソフィア・コッポラの意向で、エルヴィスもプリシラも出てこないストレートな恋愛ドラマを。それが目標だった」と語った。