【ボート】イケメン最強兄弟が目指す史上初“兄弟同時グランプリ出場”

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 22日から大村でSGチャレンジカップが開催される。2年前からG2・レディースチャレンジカップが併設。その影響で男子の出場枠も34人まで減少した。ボートレース最高峰のグランプリ出場へ向けたラストチャンスとなるだけに、今年もさまざまなドラマが生まれるに違いない。

 女子はもちろんクイーンズクライマックス出場。男子はグランプリ枠の18人、そしてトライアル2ndから出場できる賞金ランク6位以内など、選手それぞれが目標を持って挑むラストバトル。その中で、少しだけほかの選手とは違った目標をかかげているのが篠崎兄弟だ。篠崎兄弟が挑むのはずばり“兄弟でグランプリに出場すること”だ。

 弟・仁志は11月のG2・芦屋を制し、賞金ランク14位でチャレンジカップに突入する。一方の兄・元志は賞金ランク11位。ただし、10月のSGダービー(福岡)を走り終えてから1カ月間のF休みに入ったため、チャレンジカップには出場できない。

 元志は「今月(11月)はただ、自分の(賞金)順位が落ちていくのを見ているだけ。でも、年末のグランプリは(ほぼ出場が)決まっているから、(F休みは)もういたしかたないこと」と気持ちはきれいに切り替えている。

 今年はSG優出こそないものの、4月・津、10月・住之江とG1で優勝2回。着実に賞金を加算し、この位置まで持ってきた。「グランプリに行けるので、とりあえず今年はよしとしている。最低ラインはクリアできたかな」と自己評価している。

 次に何より気にしているのが「今は弟の順位もチェックしている」と明言するように、弟・仁志のことだ。「兄弟でグランプリに乗るのは初めてのこと。ずーっと兄弟でそこを目標にきている。そして、できるだけ早くやらないとあまり意味がない。早い時期に達成してこそ意味がある」と持論を展開する。

 兄・元志は30歳、弟・仁志は28歳。業界初と同時に、今後出てくるであろう兄弟レーサーにも破られない最年少記録を狙っているのかもしれない。そして、今年その目標を射程圏に捕らえた。

 「最大のチャンスがきたので、今年はそろそろ行きたいですね。グランプリは最高の雰囲気。最高の舞台で、兄弟で沸かせたい。兄弟で同じレースを走ることになれば、その時はもちろん真剣勝負」

 兄・元志はグランプリ前には地元・福岡周年と、からつ周年が待っている。「(グランプリは)1stステージから走らないといけないけど、住之江は大好きな水面。その前にG1が入っているので、ボチボチ行きたい」。手の届くところまで来た“兄弟同時グランプリ出場”。イケメン最強兄弟がまずはどんな歴史を作るか、今から年末が楽しみでしかたない。(関西ボート担当・西脇由利)

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