【競輪】オールスターのファン投票、投票対象選手は検討の余地あり

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 今年からオールスター競輪は男女が別になる。ガールズケイリンはG1・女子オールスター競輪が新設されて、8月8日から3日間の勝ち上がりトーナメントで、宇都宮競輪場で行われる。男子のG1・オールスター競輪は8月12日から6日間開催で、函館競輪場で初めて行われる。函館は1998年に競輪界で初めてナイター開催が行われた発祥の地だ。

 男女のオールスターファン投票は例年通りなら4月中旬から始まり、5月中旬が締め切りとなる。男子、女子ともにG1・日本選手権、G1・オールガールズクラシックと権威のある大会が投票期間の最中にあるだけに、両大会で活躍した選手、車券に貢献した選手たちの票数は伸びそうだ。

 投票結果を受けてオールスター、女子オールスターの参加選手発表は6月中旬になりそうだ。

 ファン投票対象選手は、男子が開催月のS級S班、S級1班選手。女子は2024年後期における平均競走得点50点以上の選手とオフィシャルサイトに掲載がある。

 そこで気になるのが選考期間内に最低出走回数が不足している選手の扱いだ。

 オールスターの選考期間は2024年12月から2025年5月の6カ月。その中で24走を走らないと、ファン投票で選ばれても、選出除外となる。昨年は新田祐大(福島)がファン投票17位になったが、最低出走回数不足でオールスターには出場することができなかった。

 これは対策が必要だと昨年感じた。現段階であっせん停止や自粛欠場などが決まっていて、5月までに最低出走回数の24走に満たない選手に関しては、投票ハガキや投票フォームから外しておく方がベターだと思う。

 もしファン投票で上位に入っても選出除外になるならば、当該選手に対する嫌がらせや冷やかしになってしまう恐れがある。今からでも間に合うなら手を打ってほしいと思う。

 あとは出場選手発表の時に詳細な結果発表が望ましい。昨年までだと、ドリームレース、オリオン賞に関してはファン投票の順位がひと目で分かるが、それ以外の選手はファン投票の枠で選ばれたのか、選考期間内の平均競走得点の枠で選ばれたのか、選手選考委員会の推薦で選ばれたのが全く分からない。

 競輪ファンは車券と同じく、オールスター競輪のファン投票にも大事な1票を投じている。

 自分の応援している選手がファン投票で何位だったかが分かるような発表方法を願いたい。(関東競輪担当・松本 直)

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