【玉野競輪】「こんなものじゃない」と上を見据える阿部架惟都
「週刊実話&e-SHINBUN杯・F1ナイター」(4日、玉野)
特選レベルの機動力を見せた。初日4Rに登場した阿部架惟都(23)=宮城・115期・A1=は打鐘から先行し、ペース駆けに持ち込んで押し切りに成功。別線の反撃を封じた。「ペースに入れてうまく回してって感じで走りました」と出切ってからも後方を確認するなど、余裕を感じさせるレースだった。
2場所前の松山では決勝で落車(再乗5着)。「落車してからは体と自転車がマッチしていなくて。こんなものじゃない」と本人の手応えはまだ完璧ではないが、十分に強さを見せた。
意外にもこの勝利は昨年11月に優勝した小倉以来となる今年の初1着。「そんなに取ってなかったんですか?」と本人は意識していなかったようだが「気分はいいですね」とニッコリ。準決3Rは佐藤雅彦(宮城)-須賀和彦(茨城)の援護を受けて、積極的に仕掛けて、決勝進出を目指す。