【玉野競輪】前期は新人相手でも善戦した大竹野裕樹 再昇班初戦でも気分よく駆ける
「ミッドナイト競輪・チャリロト杯・F2」(1日開幕、玉野)
再昇班初戦でも狙いたいのが大竹野裕樹(40)=鹿児島・88期・A2。22年は前、後期ともA級3班。最下級のチャレンジステージだが、そこで新人を相手に善戦。2期連続で競走得点は74台と、不惑を過ぎたベテランでも、動きの良さを見せつけた。
選手間では「A級2班より、A級3班で新人を相手に戦う方がキツい」という声が多く上がっている。そんな中でも大竹野は違った。特に121期生が参戦してきた7月以降は苦戦を強いられる選手が多いが、8月の向日町は伊藤温希(愛知)らを撃破して完全優勝。直前の久留米は決勝2着。九州6車が4車、2車と分かれ、大竹野は4車ラインの4番手回りで、道中で阻まれて最後方になりながらも、自ら外を猛然と踏み上げるなど、脚力のあるところを披露できている。
今場所の初日(1日)は6Rに登場。直近4カ月の競走得点が上位の新井僚太郎(山梨)-須賀和彦(茨城)が人気を背負うが、新人相手に奮闘した大竹野も負けていない。タイミングよく仕掛けて、時松正(熊本)とワンツー決着をもくろむ。