原隆二が練習公開 イチローにあやかる
「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(27日、エディオンアリーナ大阪)
王者・高山勝成(仲里)に挑戦する同級12位の原隆二(大橋)が17日、横浜市内で元世界2階級制覇王者の八重樫東と2ラウンドのスパーリングなどを公開した。
これまで、八重樫や井上尚弥の世界戦でスパーリングの相手を数多くこなしてきた。今回は自分が主役。「技術など見てもらえるし勉強になります」と感謝した。
練習の仕上げにはおもちゃのバットで左右の素振りを繰り返した。佐久間トレーナーは「ストレートの軌道を確認するためにやっている」と説明。原は「左はイチロー、右は清原選手をイメージして振っています」と大打者にあやかりパンチを磨いている。
大橋会長は公式会見では「原は調子がいいけど99%勝てないと思う」と繰り返したが、本音は違った。「99%勝つよ。八重樫、井上尚弥、松本亮といつもスパーリングをさせられてるんだから。高山は海外の経験があると言うけど、原のジム内での経験の方がすごい」と、世界王者、ランカーにもまれて培った力を評価する。
ジムを挙げての期待に原は「100%勝ちます」と断言した。