沙羅、飛びすぎ!最多タイW杯16勝目
2014年1月19日
天性のジャンパーである沙羅も「怖かった」と振り返る異次元の大ジャンプ。着地後は尻もち状態となり、背中も雪上をかすめた。ブレーキングトラックの先にあるフェンスに直撃するギリギリの手前で何とかストップ。飛型点で減点されたが、圧倒的な飛距離でカバー。ジャンプW杯での日本人最多タイとなる16勝目をつかんだ。
だが、このジャンプに周囲もひやり。飛びすぎによる負傷を懸念して、コーチ判断で直前の選手からゲートを一段(50センチ)下げても、なおこの飛距離。コーチボックスにいた全日本の小川コーチは、ガッツポーズから一転、「着地点は見えないので映像を見てびっくりした」と凍りついた。
沙羅自身は「(着地が)決まらなかったのは私の技術不足。残念です」と反省するが、全日本の山田コーチは「(着地が入らないのは)仕方がないような距離だった」と説明。小川コーチは「スタート後に(予想以上の)風が入ってきていた」と想定外の好条件が、驚きの大ジャンプにつながった様子だ。
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