沙羅シーズン最多10勝目 さあ金へ!
2014年2月3日
高梨は「調子がいいわけではない」と語るものの、前日の第12戦でも2位スタートの2回目に90メートルを記録して逆転優勝した。レベルの高いジャンプを2本そろえ、女子ジャンプのW杯シーズン最多タイとなる9勝目を挙げていた。
1月25日のW杯プラニツァ(スロベニア)大会から9日間で6戦をこなすタフな日程。転戦を繰り返す中で、強さが光るのは、対応力の高さだ。世界ジュニア選手権を終え、イタリアから30日にオーストリアに入った。「初めてのタイプの台」という、やや小ぶりなヒンツェンバッハの台での練習回数は十分ではなかったが、実戦で適応してみせた。
1日の試合前には、父・寛也さんに電話でアドバイスを求めた。映像を見た寛也さんは「言うほど悪くない。自信を持っていけ!!」と背中を押した。父の言葉に勇気づけられ、大ジャンプで父の助言に応えて見せた。
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