沙羅悔し4位「次こそ感謝の気持ちを」
2014年2月13日
初めて見せる光景だった。記念すべき、五輪初ジャンプとなった1本目。最終30番手でスタートゲートに座り、助走路へと降りる直前だ。体を解きほぐすように両肩を回した。「いつもの試合と同じような気持ちで臨んだ」という高梨だが、普段と何かが違った。
金メダルまでの差は4・4点。昨夏から課題克服に取り組んできた着地時のテレマーク姿勢が不発。その差が勝負を分けたのも、残酷な事実だった。
歯車が微妙に狂う兆候はあったという。山田いずみコーチが明かす。「ここに来てから本人の感覚がうまく合わなかった。(1月25日の)プラニツァのあたりからちょっと怪しかったんですけど、その後(のW杯も)納得していないジャンプで何とか頑張ってきてた」。迫る本番を前に、不安は確実に広がっていった。
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