小山田氏辞任 楽曲は開会式で使用せず オープニング映像の4分を担当 組織委
東京五輪・パラリンピック組織委員会は19日、過去に雑誌で障がい者とみられる同級生をいじめていた過去を告白していたことを問題視されていた五輪開会式作曲担当のミュージシャン小山田圭吾氏の辞任を発表した。
小山田氏が作曲した楽曲について、組織委の武藤事務総長は「小山田氏の楽曲については開会式では使用しない」と明言した。小山田氏は開会式担当の4人の作曲家の1人で、開会式オープニング映像とともに流れる4分の音楽を担当したという。
問題発覚以降も留任を強調し続けてきた東京五輪・パラリンピック組織委員会は「組織委員会は小山田氏の行為は断じて許されるものではないと考えますが、先日、本件についての反省とお詫びを受け入れ、開会式が迫っているなか、引き続き準備に努めていただくことを表明しました。これは誤った判断であると考えるに至り、辞意を受け入れることにいたしました」と、辞任を受理したことを発表した。
その上で「この間多くの皆様に不快な思いをさせたこと、混乱を招いたことを心からお詫び申し上げます」と、謝罪した。