日本選手団 金メダル30個目標は維持 21日にソフト、なでしこで競技スタート
東京五輪に出場する日本代表選手団の福井烈団長らが20日、メーンプレスセンター(MPC)で開幕前会見を行った。すでに選手村には236人の選手が入村しており、大会への最終準備に入っている。21日にはソフトボール、女子サッカーで競技がスタート。尾県貢総監督は「チーム競技から選手団を活気づけてもらいたい」と、期待を込めた。
新型コロナウイルスによる大会延期前からの史上最多の金メダル30個という目標は維持された。「1年の延期で取り巻く環境は変わった。他国の状況も大きく変わっている。ただ、1人1人がベストを尽くすことは延期前と変わらないので維持している」と説明。その上で「30個は最終目標ではない。選手がひたむきに努力してきた過程こそが大事」と、強調した。
コロナ禍で海外チームは多くの事前合宿が中止になり、直前の入国を強いられる国も多く、入国後も多くの制約がある中で、調整面で日本の優位性を指摘する声もある。尾県総監督は「平等のもとでやるべきだが」としつつ、「コロナ禍で世界の状況がいかんともしがたい。各国がやれることをすべてやって、競技することが大事。地元で有利とみられるかと思うが、我々としては最後まで日本チームをサポートする」と、話した。